関西電力は電力自由化にあたり家電量販店大手の上新電機との提携を発表しました。電力会社と家電量販店という少し変わった組み合わせですがこの提携によって電気代がお得になるだけでなく、家電もお得になるセット割引プランが生まれるかもしれません。
・首都圏での電力販売を開始
関西電力はこれまで関西地方を中心に電力の販売を行ってきましたが首都圏でも電力販売を開始しました。多くの企業が電力市場に参入することで顧客離れも懸念される中、その対策の1つとして販売地域を増やした形なのでしょう。
関西電力の首都圏向け新プランは、はぴeプラスという名称でたとえば契約アンペア数が50Aで電力使用量が500kWhの家庭の場合、年間7,900円お得になるとされています。さらに年間で1,000円相当のはぴeポイントが貯まり、このポイントは他のポイントに変換可能です。
さまざまなポイントが対象なので電気代を安く抑えつつ普段よく使うポイントも効率よく貯められるのです。
・上新電機との提携
こうした新プランも登場する中、関西電力は上新電機との提携を決めました。上新電機と言えば家電量販店の大手としてよく知られています。提携することで生まれるメリットはいくつか考えられますが上新電機で新プランのはぴeプラスの申込ができるのもその1つです。
首都圏に住んでいる方にとって関西電力はあまり馴染みのない電力会社だと思います。申込をしたくてもどうすればいいかわからないことも多いでしょう。それを見越してかはぴeプランは上新電機の店舗で申込をし契約できるのです。
家電を買いにいったついでに電力プランの申込をするなんてことも可能になりました。お店で手軽に申込できることで顧客獲得を狙った形です。
・家電とのセット割引も検討
関西電力では上新電機との提携で上新電機で販売している省エネ家電などと電力のセット割引も検討しているとのことです。もしこの案が実現すればはぴeプラスに加入することで家電をお得に買えることになります。
家電は高額でありながら生活に欠かせないものも多いですから割引が適用されるとなれば私達にとっては大きなメリットになります。現在のところ検討中ですが将来的にセット割引が提供される可能性はあります。
また上新電機で申込をできることを考えると省エネ性能の高い家電を上新電機で買うことで電気代の使い方を見直す機会にもなるでしょう。今後の動向にも注目したい魅力的な提携、プランではないでしょうか。