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再エネの中で導入コストダウンが最も期待できるのは太陽光発電と国際機関が発表。2025年には10万円/kWでもっと手軽に!

数ある再生可能エネルギーの中でも最も注目されているのが太陽光発電です。国際再生可能エネルギー機関IRENAでは導入コストダウンが1番期待できるのは太陽光発電だと発表しており2025年には1kWあたり10万円程度になると予測しています。

・IRENAの発表の詳細
IRENAには世界140ヶ国以上が加盟しており、2025年までの太陽光発電の導入コストをさまざまなデータを使って予測しました。

その結果、太陽光発電の導入コストは今後どんどん下がり続け2025年には1kWあたり10万円程度になると発表したのです。2015年の導入コストは1kWあたり約20万円程度なので10年で半分になる計算です。10年という短期間で導入コストが半分になるというのはかなり大きな変化でしょう。それだけ世界中で再生可能エネルギー、特に太陽光発電が注目され技術の進化などが進んでいる証でもあります。

これは日本でも同様で将来的に太陽光発電は発電方法の1つとして大きな役割を果たすことになるはずです。

・なぜコストダウンできるのか?
具体的にコストダウンできる理由を見てみましょう。IRENAのレポートによるとコストダウンの内訳の約7割が周辺装置、施行、ソフトウェアで占める見込みとなっています。もちろん太陽光発電に使われる太陽電池モジュールの価格も下がるのですがそれ以外の部分のコストダウンが非常に大きい割合を占めているのがわかります。

太陽光発電が普及することで価格が下がるのもありますし、技術の進歩によって価格を下げられるというのもあるでしょう。いずれにしても太陽光発電はあらゆる面でコストダウンが進むと予想され、今後一般家庭でもより気軽に導入できるようになりそうです。

・日本はどうなるのか?
この結果は世界中のデータを参考にしており、1国単位で見ると特に現時点では国ごとの違いが大きく出ます。実は日本は太陽光発電のコストが非常に高い国の1つで。特に周辺コストではコストの安いドイツや中国と比較すると3倍以上の差があります。

ドイツや中国では周辺コストが6万円ほどですが日本では20万円ほどかかるのです。人件費が高いことなどがその理由なのですが日本も独自に導入コストの低減を狙った取り組みができるかどうか、これも重要な要素になりそうです。

世界的にコストが安くなっても日本だけ高いままでは意味がないので日本がどうやってコストを下げていくのかに注目が集まります。

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