関西電力が電力、そしてガスの全面自由化に向けて社員の採用人数を増加しています。自由化に伴い激しい競争が繰り広げられていますがそんな中で地盤をしっかり固めるための対応策というわけです。
・生き残りをかけて
関西電力と言えばこれまで関西地域の電力を担ってきた企業です。電力自由化が始まり2017年にはガスの自由化も始まるとはいえ関西電力を選ぶ人は多く何の心配もないようにも思えます。
しかし電力自由化ではかなりの数の企業や自治体が電力事業に参入し、特に関西は競争の激しい地域です。関西電力であっても今後はそうした激しい競争の中で生き残るためにサービスの充実が求められているわけです。サービスを充実し多くの顧客に対応するためには人手が必要になるのは間違いありません。そこで関西電力は今後のサービス充実のために採用する人員の数を増やした形です。
実際、関西電力でも電力自由化に合わせて新サービスを展開しており、そのためにも人が必要だったということでしょう。これまでのように自社で独占的に電気を供給できるわけではないので関西電力としても必死に動いている最中なのです。
・電気料金以外の部分も見る
私達、電気会社を選ぶ側は電気料金が安くなるかどうかを気にしてしまいがちです。たしかに電気料金が安くなるのは魅力的なのですが大事なポイントは料金だけではありません。
どんなに料金が安くてもサービスや対応が悪ければ使いづらいと感じるでしょう。関西電力が採用人数を増やしたのもトラブル時の対応がしっかりできるように、新しいサービスをスムーズに提供できるように、というような狙いがあります。私達も料金面だけでなくサービス面もしっかりチェックして電気会社を選ぶことが大切になってくるのではないでしょうか。
たとえば何か聞きたいことがあった時にサポートセンターの人数が少なく、いつまで経っても電話が繋がらないようで困ります。
・競争は家庭にとってメリット
こうした動きが見られるのも新規企業が参入し競争が激しくなるからです。関西電力からすれば新規企業は脅威となるかもしれませんが競争によってサービスの質が向上したり料金が安くなることは電気を使う家庭にとっては大きなメリットです。
新しい選択肢も生まれるため家庭に最適なプランを選べるようになり、今まで以上に電気をお得に便利に使えるようになります。
今後もどんどん新サービスが登場するでしょうし、さらにたくさんの企業が参入するはずです。常に新しいサービスをチェックしお得に電気を使えるようにする、これが大切になってきます。