電力事情

電力自由化に続き都市ガスも全面自由化!今後現れる「総合エネルギー企業」とは?

総合エネルギー企業とは?

2016年に電力が自由化、それに続き2017年に都市ガスの小売が全面自由化されます。

都市ガスが自由化されると

「電気とガスをセットで販売する」

という、「総合エネルギー企業」が出て来きます。

そのような企業は、ヨーロッパなどで既に出てきており、日本も電気やガス、石油、
通信などをセットで提供する企業が出てきます。

既存大手電力会社か、ガス会社や通信会社、その他の新規参入企業がそのような
プランを提供してくるか…

将来的に総合エネルギー企業が増え、市場のメインになると考えます。

東京ガスは総合エネルギー企業に変わっていくと発表しています。

東京電力は、国内各地で各ガス事業者との連携をしていて、電気とガスを
セット販売にし、割引することで、顧客を維持するための対策を始めました。

さらに、東京ガスなどは、通信会社などとの連携も始めています。

今後は総合エネルギー市場が現れ、総合エネルギー企業が増えていくと考えます。

総合エネルギー企業の下に、スマートメーターやHEMSなどを活かした新しい
ビジネスや、スマートハウスや電気自動車など、様々な分野が連動した会社が
現れるのではないでしょうか。

テクノロジーが進化することによって、電力業界がデジタルに変わる時期と、
電力自由化のタイミングが重なりました。

これにより、新しい市場や新しい技術が生まれていくのではないかということが、
自由化においての大きなポイントになります。

電気の次はガス

2017年に予定されている都市ガス小売の全面自由化によって、一般家庭や企業では、
ガスに関しても会社やサービスを自由に選ぶことができるようになるのです。

イギリスやフランス、イタリアなどヨーロッパの小売事業社は、既に電気とガスの
セット販売を行っています。

イギリスの調査機関が行ったアンケート調査では、ガスと電力を両方利用している
消費者の中でセット販売を活用しているのは約7割です。

新規参入してくる事業者は、都市ガスの自由化はビジネスチャンスの拡大に
繋がっています。

セットで販売することにより、売上が上がりますし、実務である
カスタマーセンターや請求書発送などをガス事業でも活用でき、業務の
効率化も期待できます。

さらに、消費者にとっては、1枚の請求書で電気とガスの支払いを同時に行うことが
できることが嬉しい点だと思います。

ガスの小売り自由化は、消費者と小売事業に多くの
メリットがある

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