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2017年4月からスタートするガス自由化に向け、東京電力も始動!ニチガスとの長期契約で新たなサービス開発もありえるかも!?

電力が自由化するならガスも負けてはいられない・・
とばかりに、2017年4月からガス自由かもスタートすることになりました。

そんな中で、電力大手の東京電力がガス市場に参入するため、
ニチガスとの長期契約に踏み切りました。

果たして東京電力の思惑は・・
そして新たなサービス開発には期待が持てるのでしょうか?

今回はそうした点を鋭くリサーチしてみました。

東京電力のガス市場進出

ガス自由化に向けて、東京電力はすでにガス市場に進出することを決めていますが、
その方法は自社単体での市場開拓ではなく、
ニチガスとの事業提携によって進めていくとしています。

両社はすでに共同記者会見を開き、
東電とニチガスがガス小売において提携していくことを発表しています。

ガス小売の前面自由化は2017年4月からのスタートですが、さしあたって東電は、
ニチガスとそのグループ会社が販売している
都市ガスの全量を契約者に供給することになりました。

このような東京電力とニチガスの歩みは急造されたものではなく、
電力自由化が始まる1年前の2015年10月から始まっていました。

この月、東京電力とニチガスは
小売電力の販売において事業提携したことを発表しています。

このことによって両社は、東京電力がニチガスのガスを売りニチガスも
東京電力の電気を小売するという、双方向の事業体制を固めています。

東電とニチガスの長期契約によるメリット

東京電力がニチガスと長期契約を結ぶことによって得られる、
契約者側から見たメリットはどんなものでしょうか?

一つ挙げられるのは、電力とガスをセットで契約できるようになることです。

電気とガスが自由化されていない頃は、それぞれのエネルギーを
個別に契約する必要がありましたが、自由化された後は、
一つの会社で二つのエネルギーを契約することができます。

そしてセット契約にはセット割というサービスが付いてくるのは必定なので、
契約者はその料金的メリットを受けることができます。

一方、東京電力にとってのメリットは、ニチガスが持っている顧客基盤を活用して
市場開拓ができること、ニチガスにとっても
東京電力の顧客基盤を武器にできることはそれぞれメリットになります。

新たなサービス開発への期待

東京電力とニチガスの契約期間は非公開になっていますが、
長期の契約であることは間違いありません。

そうであれば、両社の長い事業提携の中で双方から生まれる
新たなサービス開発への期待も高まります。

両社はすでに都市ガス販売についての戦略的アライアンスの
協議を行うことにしていますが、両社が築いてきたノウハウを付き合わせていけば、
前例のない画期的なサービスが生まれてくる可能性もあるでしょう。

東電には電力供給でのノウハウが、
ニチガスにはガス販売における独自のノウハウがあります。

両社のノウハウを生かした新たなサービス開発については、
両社ともそれに取り組んでいく方針であることを明らかにしています。

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