得する電力会社に乗り換えたい…
それを知るためには、まず、自分の電気料金を把握することが重要になります。
電気料金の仕組みについて知っておきましょう。
検針票を見て料金の変化をチェック!
●当月の電気使用量と、請求が予定される電気料金が記載されています。
契約プランに基づき、1kWhあたりの調整額が記載されています。
●電気料金の構成。
3段階方式の料金推移、再エネ賦課金の金額も記載されています。
●契約プランや契約アンペアが記載されています。
これらの種別により、基本料金や1kWhあたり料金が変化します。
●毎月の電気料金に大きく関係する燃料調達費の内訳。
当月と翌月分の1kWhあたりの調整額が記載されています。
電気料金はどんな構造になっているの?
「三段階方式」とは?
3段階で1kWhあたり料金が跳ね上がる!
「電気料金のお知らせ」
毎月自宅に、電力会社からの検針票が「電気ご使用量のお知らせ」といった名称で
届いています。
みなさんしっかり保管していますか?
検針票には重要な情報がたくさん記載されています。
すぐ捨てているという方は、毎月これに目を通して保存しておくことが
電気料金を知る第一歩です。
電気料金は使った電力に応じた電力料金だけでなく、基本料金、再生可能エネルギー再発電促進賦課金(再エネ発電賦課金)など、いくつかの要素から構成されています。
中心となる電力料金は、3段階での料金制度になっています。
燃料費調整額やどんな契約をしているかで単価も変わったりするので、
複雑になっています。
一般的な従量電灯契約(東京電力などの地域電力会社で使われている契約)を題材に、検針票を見ながら、その内訳について見ていきましょう。
アンペア数が低いと基本料金が安い
従量電灯という契約は、多くの家庭で契約されています。
使った電気量に応じて電気代が決まっていく従量方式です。
前月と今月のメーター支持数の差から使った電気量を割り出し、計算しています。
それとは別に基本料金があります。
この基本料金は契約アンペア(以下A)数によって値段が変わってきます。
(関西電力は契約アンペアに関わらず基本料金は固定)
例えば、30A契約であれば、30Aを超えて電力を使おうとするとブレーカーが
落ちてしまいますが、40Aや50Aの契約より基本料金が安くなるという仕組みです。
300kWhを超えると1.5倍も高くなる
電気料金の難しい点は、通常三段階料金制度が適用されているのことです。
節電を促す意味や、少ない電気だけで生活している人を保護する意味合いもあり、
使えば使うほど電気の単価自体が上がっていきます。
1ヶ月の使用量が120kWhまでの少ない電気で生活すれば1kWhあたり19.43円で済みます。
ですが、使用量が300kWhを超えると1.5倍の29.93円に上がるのです。
仮に350kWhを使った場合は、上の計算式のようになり、金額として8491.90円が
算出されます。
徐々に高くなっていくため、300kWhを超えると、突然電気代が大きく跳ね上がる
というわけではなく、それ以上使った場合の電気代が上がるわけです。
節電を徹底し、電気使用量を抑え、3段階目の料金にならないようにすれば、
3割ほど電気代を安く済ませることができます。
この点はしっかりとチェックしておきましょう。