電力会社(東編)

大手電力会社プラン【東編】

東京電力のプラン

従来のプラン
(一般家庭向け)
新料金プラン
(一般家庭向け)
●従量電灯B・C
●朝得プラン
●夜トクプラン
●半日お得プラン
●土日お得プラン
●電化上手
●おトクなナイト8・10
●深夜電力

●スタンダードプランS
(L、Xもあり)
●プレミアムプラン
●スマートライフプラン
●夜トクプラン8・12

新料金プランの概要

●東京電力で特徴的なのは「プレミアムプラン」
一定し容量までは定額(割高)となるが、それを超えると割安になる。

●「スマート契約」の対象プランは、ピーク電力に応じて基本料金が変動する
仕組みを採用。
電気料金を安くするには、供給側の負荷がかかりにくい使い方をすること。

-CHECK!-
今のままで安い場合もある
東京電力は電力自由化に合わせて新しい料金プランを導入します。

しかし、料金だけを比べた場合や電気利用パターンによっては、従来の
時間帯別割引きプランのほうが安い場合もあります。

従来のプラン内での切り替えは3月末まででした。

北海道電力のプラン

従来のプラン
(一般家庭向け)
新料金プラン
(一般家庭向け)
●従量電灯B・C
時間帯別電灯(ドリーム8)
ピーク制御型時間帯別電灯
(ドリーム8エコ)
●3時間帯別電灯
(eタイム3)
深夜電力

●3時間帯別電灯
(eタイム3)〔Sプラン〕
●3時間帯別電灯
(eタイム3)〔Mプラン〕

新料金プランの概要

1日を3つの時間帯に分けて料金設定したメニュー

●3時間帯別電灯eタイム3〔Sプラン〕は
年間を通して午後1時から午後6時の電気の使用を割安な時間帯
(夜間時間・朝晩時間)に移行するほど、電気料金が安くなる。

暖冷房エアコンや、IHクッキングヒーターなど、省エネルギー性の高い
家電を使用している、電気使用量が多い利用者にメリットがある。
(契約容量が6kVA以下の利用者が対象)

1契約につき毎月の電気料金から1000円が引かれる「Sプラン割引額」がある。

●3時間帯別電灯(eタイム3)〔Mプラン〕
年間を通して午後1時から午後6時の電気の使用を割安な時間帯
(夜間時間・朝晩時間)に移行するほど、電気料金が安くなる。

主に集合住宅でヒートポンプ暖房・給湯を使用している、電気使用量が多い
利用者にメリットがある。
(契約容量が7kVAまたは8kVAの利用者が対象)

1契約につき毎月の電気料金から500円引かれる「Mプラン割引額」がある。

5月2日に申し込み受付を開始、7月1日より実施。

● 会員制Webサービス「ほくでんエネモール」の開始を発表。

サービスの開始は6月1日。

-CHECK!-
2019年以降に本格化か
電気料金が最も高い水準となっていますが、北海道と本州の間の送電能力が弱く、
小売電気事業者の参入障壁にもなっているため、4月からの参入は北海道ガスなど
一部に限られます。

国は2019年までに送電能力を増強する計画であり、電力自由化による競争が
本格化するのはそれ以降とみられます。

東北電力のプラン

従来のプラン
(一般家庭向け)
新料金プラン
(一般家庭向け)
●従量電灯B
●時間帯別電灯A
(やりくりナイト8)
●時間帯別電灯B
(やりくりナイト10)
●時間帯別電灯S
(やりくりナイトS)
●ピークシフト季節別
時間帯別電灯

●よりそう+シーズン&タイム
●よりそう+ナイト12
●よりそう+ナイト&ホリデー
●よりそう+ナイト8、10、S
●よりそう+サマーセーブ
●従量電灯B

新料金プランの概要

よりそう+シーズン&タイムは季節ごとのピーク時間帯に電気使用量を
減らす。

「よりそう+サマーセーブ」は夏季の電力需要のピーク時に電気使用量を減らす。

それぞれ割安に、そしてピーク時の節電が割引のポイントになる。

●「よりそう+ナイト」はそれぞれ割安となる「夜間料金」の対象時間の長さが
異なる。

-CHECK!-
夜間は3プラン
電力使用量が多い時間帯や曜日などによってプランを選択することができます。

割安に設定される夜間の長さは8時間、10時間、12時間と選べます。

「よりそうeねっと」のWebサービスもあります。

北陸電力のプラン


従来のプラン
(一般家庭向け)

新料金プラン
(一般家庭向け)
●従来電灯B
●エルフナイト10
●エルフナイト10プラス
●エルフナイト8
●くつろぎナイト12 8月開始
●節電とくとく電灯
●節電とくとくプラン 8月開始
(くつろぎナイト12の付帯割引プラン)

新料金プランの概要

●「くつろぎナイト12」は夜間や土日祝日の使用料が多い場合
利用者向けのプラン。

「節電とくとく電灯」は1日を通して使用料が多い場合の利用者向けのプラン。

●「節電とくとく電灯」「節電とくとくプラン」は、北陸電力が指定した日時に
節電に協力すると電気料金が割引かれる

-CHECK!-
全国で料金が最も安い
水力発電比率や燃料調達コストが安定しており、石炭火力比率が高いため、
料金はもともと最安水準です。

そのため、新規参入がすくなく価格競争が起きにくいのですが、様々な値引きで
特色を出しています。

中部電力のプラン

従来のプラン
(一般家庭向け)
新料金プラン
(一般家庭向け)
●従量電灯B・C
●Eライフプラン
●タイムプラン
(時間帯別電灯)
●ピークシフト電灯
●ポイントプラン
●おとくプラン
●とくとくプラン
●スマートライフプラン
(スタンダード、朝とく、夜とく)
●暮らしサポートセット

-CHECK!-
ポイントサービスに重点
中部電力は電気料金よりもポイントサービスなどに重点を置くようです。

電気料金に応じて溜まる「カテエネポイント」は電気料金の支払いに
充当できるため、実質的な値引きとなるでしょう。

新料金プランの概要

10〜30アンペアの電灯契約の顧客が対象になる「ポイントプラン」、
40〜60アンペア、またはkVAの電灯契約の顧客が対象になる
「おとくプラン」の電気料金は従来と変わりません。

●上記プランにおいて、2年契約が前提となっていますが、「カテエネ会員」に
なることにより、実質的な値引きを受けることができます。

-CHECK!-
ポイントサービス
中部電力は電気料金より、ポイントサービスなどに重点お置いています。

電気料金に応じて「カテエネポイント」が貯まります。

このポイントは電気料金の支払いに充当でき、実質的な値引きとなります。

変更時期をじっくり見定めるのもアリ!

電力自由化後の新プランに期待

電力自由化により、首都圏と中部圏が激戦区となり、北海道と北陸地域などは
競争が少なく、地域によって温度差があるようです

4月1日がらスタートしたプランだけでなく、続々と新プランが登場していますが、
各社の取り組みのスピード感も異なっています。

今まで契約していた大手電力会社のままでプランを切り替える場合でも、
いつ手続きをすればいいか分からない場合は、各社のホームページなどで
しっかり確認しましょう。

新プランでは、従来と異なる料金算定方法(ピーク電力に応じて基本料金が
変動する東京電力の「スマート契約」)などもあるため、各家庭の月別の
電気力使用量をしっかり把握し、十分に検討しましょう。

新プランを申し込まない場合でも、従来契約していたプラン、
または3月31日までに切り替えたプランが継続されます。

新プランに変更しないからといっても、従来より不利になることはなく、
4月以降に追加されているプランもあるため、自分にあったものをじっくり
選びましょう。

北陸電力は節電すれば割引

既存の大手電力会社は、新規参入を問わず、全体的に電気使用量の多い世帯を
優遇したり、ポイントサービスなどを通じて「電気を使えば使うほどおトク」という
アピールが目立っています。

従来の節電を促す方針とは異なり、環境問題を考えるうえでは逆交換に
なりかねません。

その意味で、節電による割引メニューを導入する北陸電力が注目されています。

他の小売電気事業者を選ぶ際にもチェックしておくポイントではないでしょうか。

首都圏は激戦区、プランが充実してる中部圏。開始がまだ先な
プランもあるため、慌てて切り替えないようにしましょう。

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