電力事情

経済産業省が「電力自由化に関する相談事例」を発表!消費者が電力会社変更で実際に困った4つのこと。

電力が自由化されていいこともたくさんありますが、
サービスを監督する経済産業省には消費者からの相談も寄せられています。

その中には比較的簡単なものもありますが、少し注意を要する相談事例もあります。

今回はその中から4つを取り上げますので、
これから電力会社を変更しようと思っている方はチェックしておきましょう。

集合住宅での電力会社変更

電力自由化に関する相談事例は、
一戸建て住宅より集合住宅のほうが多いかもしれません。

例えば、電力自由化をめぐる集合住宅における相談事例の中には、
次のようなものがあります。

それは、アパートの管理会社が入居者に
電力会社変更を行うよう迫ってくるというものです。

入居者としては管理会社の意向に逆らえないような気もしますが、
この場合はどう対処すればいいのでしょうか?

結論からいえば、相手がアパートの管理会社であっても、
電力会社変更の求めに応じる必要はありません。

本人が納得すれば変更しても構いませんが、自分にとってメリットがない
と判断したら、こちらから応じる義務はありません。

このように、賃貸物件の管理者から電力会社の変更を求められる事例は、
戸建てより集合住宅のほうが多いので、ぜひ気をつけておいてください。

電力会社変更を二重に行っていた

電力会社変更をするなら一つの契約変更だけで十分ですが、
何かの手違いで二重に申し込んでしまうということもあります。

実はこれも、電力自由化に関する相談事例の中に含まれています。

要するに、すでに一つの契約に申込みをしたのに、
そこからさらに別の契約にも申し込んでしまうことです。

これを複数の切り替え申込みといいますが、こうした二重の申込みを行うと
契約上のトラブルが起きやすいので、すぐに対処しなければなりません。

方法としては、先に申込みを済ませたほうの会社に連絡をし、
現在の申込み状況を確認したうえで契約を一本化させる手続きを行います。

複数の申込みをそのままにしておくと、後々やっかいなことになるので、
くれぐれも注意しておいてください。

取替え申込みと投資勧誘の相談事例

電力自由化に関する相談事例の中には、スマートメーターの取替え申込みと、
電力自由化を餌にして投資勧誘もあります。

これもありがちな相談事例ですが、首をつっこむと厄介なことになるので、
水際で対処しておかなければなりません。

スマートメーターの取替え申込みについては、小売供給契約を
メーターの取替えと偽って行わせることなので、
これにひっかからないようにしてください。

対策としては、申込書に記入する際、これがただのスマートメーターの交換なのか、
それとも小売供給契約の申込みなのか、それをしっかり確認することです。

電力自由化を餌にした投資勧誘では、今発電所を建設しているから
それに投資してほしいなどといった、
電力自由化の動きに絡めた投資案件を提供してきます。

これについては、投資対象をよく確認し、対象があやふやだったり
不審な点がある場合は、絶対に投資しないようにしてください。

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