電力自由化を受けて日本でもさまざまな企業が電力市場に参入しましたが、
その中で沖縄は電力自由化の不毛地帯と呼ばれ
新規参入する企業がありませんでした。
しかしついにイーレックスが沖縄ガスと新会社を設立し
沖縄県民も自由に電力の供給元を選べるようになりました。
イーレックスとは
では沖縄に新規参入するイーレックスとはどんな会社なのでしょう。
イーレックスは1999年に設立された新しい電力会社で2013年には
初の自社電源となるバイオマス発電所を高知県に完成させています。
すでに国の期間や民間企業への電力の供給実績があり、
一般にはあまり知られていませんが確かな企業だと言えます。
そんなイーレックスが沖縄へ参入することになり、安定した電力の供給、
そして地域に密着した供給を目指すにあたってパートナーとして選んだのが
沖縄ガスというわけです。
これによって沖縄でも電力の選択肢が増え、
今まで以上にお得に電気を使えるようになります。
沖縄ガスについて
そんなイーレックスと新会社を設立し
電力市場に参入するもう1つの企業が沖縄ガスです。
文字通り沖縄県内でガスの供給を担当する企業で
都市ガス、プロパンガス事業をこれまで手がけてきました。
沖縄県内では非常に有名な企業ですし多くの家庭が沖縄ガスを利用していますから
お馴染みの企業といった感じでしょう。
新会社という形ではありますが
沖縄ガスからガスと電力の2つを供給してもらうことが可能で、
沖縄ガスという地域に根ざした企業なので安心感があるのも特徴です。
イーレックスもこの安心感を魅力と感じ沖縄ガスと組んでいるわけです。
どんなサービスがあるのか
イーレックスと沖縄ガスによる新しい電力会社は2016年10月から商業施設などへの
電気の供給を開始する予定になっています。
つまり一般家庭への電気の供給はまだしばらく先になる形です。
現在すでに一般家庭向けへのサービスも計画しているとのことなので
近い将来には沖縄でも電気を選べる時代が来るでしょう。
現時点でも沖縄電力よりも3％ほど割安な値段で
電気の供給をする予定になっています。
とはいえどんなサービスが展開されるかは
今後の発表を待たないと正確なことはわかりません。
もし一般家庭向けの供給が行われるとしてもまずはどんなサービス内容なのか、
これまでと比較してどのくらい電気代が安くなるのかをチェックし、
お得なら乗り換えを検討するようにしましょう。
新しい企業だから必ず自分にとってお得とは限りません。