電力自由化によって電力会社を切り替える人もいますが、
それは何のためでしょうか?
おそらく・・契約会社を切り替えることによって電気料金を節約することでしょう。
確かにそれはもっともなアイデアですが、しかし電気料金の節約なら、
電力会社の切り替えよりも前にできることがあります。
今回はその節約方法についてレクチャーいたします。
アンペアとはなにか?
そもそも、アンペアとは何でしょうか?
この言葉の意味が分からなければ、
アンペア数を下げて電力を節約することの意味も分かりません。
アンペアとは、電力の単位のことで、一度に使うことのできる最大の電力数のことです。
このアンペア数が大きければ、一度に使える電力数が大きいことを表し、
アンペア数が小さければ、一度に使える電力数が少ないことを示しています。
家庭で電気を使っているとき、
たまにブレーカーが落ちて暗くなるときがありますが、
あれはこのアンペアを超える電力を使用した場合に起きる現象です。
電力の基本料金は、このアンペアに応じて設定されていますが、
アンペアの数が大きければ基本料金も大きくなり、
アンペア数が小さくなれば基本料金も小さくなります。
電力を節約したいと考える人は、この仕組みに注目しなければなりません。
契約アンペア数を下げれば電気代が節約できる
電力の基本料金はアンペア数に応じて決まり、
アンペア数が大きいほど基本料金も大きくなるといいましたが、
そうなるとここで、電気代を節約する方法が一つ明らかになります。
それは、契約アンペア数を下げて基本料金を下げることです。
繰り返しますが、電力の基本料金はアンペア数が大きくなるほど
高くなりますので、アンペア数を下げれば基本料金が下がります。
これは電力の使用方法とは関係なく、
契約内容を変えるだけで電力の節約ができる手っ取り早い方法です。
電力自由化がスタートして、
多くの方がどこの電力会社に切り替えようかと悩んでいるところですが、
それも大切なことですが、電気料金を節約する方法は
もっと簡単なところにあったのです。
すなわち、契約アンペア数を下げることです。
アンペア数を下げて不安になること
とはいえ、そう簡単に契約アンペア数を引き下げられない事情もあります。
それは、自宅で使用する電力数と希望の契約アンペア数が
マッチしない場合があることです。
例えば、電気料金を節約するために30Aから20Aに変えたいと思っていても、
自宅で使用する最大電力数が20A以上になってしまうところでは、
アンペア数を変えたくても変えられない状況にあります。
その場合は慎重に検討しなければなりませんが、
電気料金の節約を最優先させるなら、
一度に使う電力数を下げられるよう努力するしかありません。
例えば、
大きな電力を消費する家電製品を一度にたくさん使わないようにすることです。
家電には大きな電力を使うものとそうでないものがあるので、
それらをチェックした上で使い方に注意すれば、
契約アンペアを引き下げても問題はありません。