通信会社大手のソフトバンクも電力自由化によって電力市場に参入します。
2016年7月には電力小売りを全国展開すると発表があり
その動向に注目が集まっているのです。
ソフトバンクが全国へ
ソフトバンクは2016年4月より既に東京電力と共同で
関東、関西、中部地域での電力小売りを開始しています。
なのでこの地域にお住まいの家庭では
ソフトバンクに切り替えたというところもあるでしょう。
4月の時点ではこの3つの地域に限定されていましたが
3ヶ月遅れの7月には全国へと広がっていく形です。
常に攻めの姿勢で業績を伸ばしてきた
ソフトバンクらしいやり方と言えるかもしれません。
携帯電話などでもお得なプランや特典、
印象深いCMなどで人気を集めてきたソフトバンクですから
今後、電力市場でも大きな勢力になる可能性は十分あると予測されます。
全国展開に勝算あり?
2016年4月から始まった電力自由化、
これにより電力会社を切り替えた家庭はまだそれほど多くありません。
その割合は全体の1%ほどで、
99%が従来の電力会社のまま様子見をしている状態です。
この結果を見ると電力の切り替えはなかなか難しいイメージも持ちますが
ソフトバンクはそれでも強気に全国展開を決めました。
そうするからには勝算があるのでしょう。
たとえばあるアンケート調査によると電力会社を切り替える際の新しい業種としては
ガス会社がトップで、その次に携帯電話会社がランクインしています。
つまりソフトバンクは切り替え先の有力候補として見られているわけです。
こうした結果から全国展開しても大丈夫だと考えたのではないでしょうか。
全国展開で何が変わるのか?
この先ソフトバンクは全国展開するわけですがこれによって
電力の状況はどう変わるのか、これはまだわからない部分がほとんどです。
どのようなプランがあるのかを確認しないといけませんし、
自分にとってソフトバンクが最適な電力サービスかどうかは
これから検討する必要があるでしょう。
ただ通信会社で携帯電話の販売をしていることから
ソフトバンクの携帯電話を使っているとお得な特典が付く可能性も十分にあります。
このあたりがソフトバンクに人気が集まるかどうかの基準になるのかもしれません。
いずれにしても全国展開によって日本中どこでもソフトバンクに
切り替えることが可能になり、選択肢の1つになるのは間違いありません。
今後発表される最新情報も見逃さずにチェックしておきたいところです。