節電術

洗濯機の買い替えを考えている人必見!「ドラム式洗濯機 VS 縦式洗濯機」電気代と水道代で比べてどっちが省エネ?

洗濯機を買い換えたいけれど、ドラム式と縦型のどちらが得なのだろうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では洗濯、乾燥の方法が違うので、当然、電気量も水量代も大きく異なります。
ドラム式はドラムの回転を利用して洗濯物を落下させて洗います。従って、水の量は少なく、洗濯物にやさしく、また乾燥の力が強い、という特徴があります。
一方、縦型では水流と洗濯物の擦り合いを利用して洗います。従って、大量の水で洗剤を泡立て、泥汚れなどの頑固な汚れには強いけれど、乾燥はやや弱いという特徴があります。
一般的にはドラム式のほうが節水できる、という印象がありますが、実際はどうなのでしょうか。
東京で家族4人が9キロの洗濯機を1ヶ月間毎日使用した場合で考えてみましょう。
まず電気代ですが、大手家電メーカー4社のカタログなどから計算してみると、ドラム式洗濯機の1ヶ月間の洗濯、乾燥にかかる電気代は約450円から620円程度ということになります。一方、縦型洗濯機では約1200円から1600円程度かかります。ドラム式の方が1ヶ月で約750円から900円節電できるということがわかりますね。
水道代も同様の条件で計算してみましょう。ドラム式洗濯機の1ヶ月の洗濯、乾燥にかかる水道代は約440円から500円程度です。一方、縦型洗濯機では約670円から1100円です。やや開きがありますが、平均するとドラム式の方が約400円節水できるということになるのです。
電気代、水道代を合わせて考えてみると、1ヶ月の洗濯、乾燥にかかる合計の費用を平均すると、ドラム式の方が約1500円安くなります。ドラム式の節電、節水能力がこれだけ優れているということは明らかです。年間ではドラム式洗濯機の方が縦型よりも約18000円も安くなるということで、これは大きい金額ですね。
ただし、使用条件を考慮する必要があります。洗濯頻度や洗濯物の内容によって耐用年数が変わってくるのです。また、洗濯機では洗濯するのみで乾燥は行わないという人の場合、洗濯機本体の価格の安い縦型で十分という考え方もあります。ただ、最近は9~10キロのドラム式なら平均で14万円5千円程度で購入できるので、8万5千円位はかかる縦型との価格差も小さくなっています。ドラム式でしっかり節電、節水して長く使えば、コストはほぼ同じになるという計算もできます。

コメントを残す

*