・各社が様々なアイデアでお客を取り合う
電力の自由化は、それまで限られていた場所から何も考えずに買うだけではなく、各会社が様々なアイデアを提案してそれに納得した消費者が購入するというものです。例えばスーパーを運営する会社が電力を発売し、それによってポイントが貯まりスーパー内の商品購入にも役立てることができるなど。電力の販売そのもので利益を上げ、ポイントを付けることで客を囲い込むことができるのでメリットが大きいのです。消費者も今より電気代が安くなり、買い物にも生かせるとなれば何も悪いことがありません。
・不安な面が多い
メリットが多いということが分かっても、それを行動に移している人が少ないのはやはり不安が払しょくできないからです。一番の不安は、電気が途絶えることです。民間各社がやっているということは、経営が難しくなった時に電気がストップしてしまうのではないかと考えるのも無理はありません。まだまだ新しい事業ですので、メリットだけが目立ってデメリットがなかなか見えてこない現状があります。お得だからと言ってすぐに行動へ移したは良いものの、結果的に後悔する時が来るのではないかと恐れているのです。
・まだまだ良い会社があるかも・・・
ジャンルを問わず様々な会社が電力の販売事業に踏み出しているので、単純にどこの会社と契約しようか迷うものです。知名度の高い会社を優先するのか、サービス内容を優先するのか考えだすと一筋縄ではいきません。契約をした後にまた魅力的なサービスが出てくるのではないかという想像もしてしまいます。次々とサービスが出ている間はとりあえず様子を見て、ある程度落ち着いてから契約するという流れは不思議なことではありません。
契約は何でもそうですが、結ぶのも解消するのもそれなりの時間と労力がかかるものです。消費者だけの都合で、他に良いサービスを見つけたから解約という訳にはいきません。このような背景が行動を遅らせているのです。
電力会社選び