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消費者にはお得なサービス♪でも、ポイント企業と提携する電力会社が多いのはナゼなのか?

新電力を比べるときにまずは確認してしまうのが、毎月の電気料金を払いながらどんなポイントが貯まるかと言うことではないでしょうか。どんな方でもTポイントやPontaポイントなどは聞いたことがあると思いますし、実際に貯めている方もいると思います。では、電力会社がこぞってポイント企業と提携するのはなぜなのか考えてみましょう。

・なぜポイント企業と提携するのか
簡単に言うと、顧客満足度が高くなるからです。電力自由化となってから数百という企業が新電力会社として名乗りを上げて顧客を獲得しようと競争しています。そのような中でなんとか一人でも多く契約をしてもらうには人気のあるポイントが貯まるサービスを打ち出して、認知度を高めるのが非常に有効な宣伝方法なのです。
また、電気料金の値下げというのは経済産業省の許可が必要で、値下げをしたいときには値下げ申請をしなければならず時間もかかりますし、最悪の場合は値段を下げすぎて他社に不利になると言って申請が却下されてしまうこともあります。それで、各社とも値下げの幅は似たり寄ったりになり、消費者としてはいまいちメリットを感じられなくなってしまうのです。しかし、ポイントを付与することによって実質的な値下げとなり、他社と大きく差別化することができるのです。

・自社ポイントではだめな理由
ただ、何でもかんでもポイントをつければ良いというわけではありません。自分の会社でしか使えないようなポイントを付与しても、あまり魅力はありません。やはり実際の店舗やインターネット店舗などで幅広く使えるポイントが付与されないと顧客は満足してくれないのです。
そこで、多くの電力会社は大手のポイント企業と提携するようになるのです。
例えば、ソフトバンクは自社ポイントを1000円につき10ポイント付与するようなサービスをしてきましたが、いまいち人気が無く契約者も伸び悩んでいました。しかし、Tポイントと提携するようにすると1000円につき5ポイントしか貯まらなくても人気が出て契約数も純増していったのです。ポイント還元率が低くなったとしてもポイント企業と提携することによって顧客満足度が上がるのです。

・使いやすいポイントと提携している電力会社
こういったケースを見て多くの電力会社がポイント企業と提携しています。例えば、Pontaポイントとは東京電力が提携していますし、そこにDoCoMoも参入してセット割りを実現しています。さらに、都市ガスと楽天が提携し楽天スーパーポイントが付与されるようになっていたり、丸紅も楽天と提携しています。

電力会社がこれからもポイント企業と提携していろいろなサービスを打ち出してくれることによって消費者にとっておトクなサービスが増えていくといいですね。

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