電力自由化って何?

電気料金が「最適化」

電力自由化で何が起こるの?

電力自由化によって多くのメリットがあるのはもちろんですが、デメリットも
存在します。

なので、まずはそれをしっかり正しく理解しましょう。

電力自由化で電気料金が下がるの?

と思う方が多いと思いますが、そういうわけであありません。

競争が激しくなり、各電力会社は電気料金の値引きを行うので、全体として見ると
下がりますし、これから出て来る様々なサービスを受けられる人もいれば、
受けられない人も出てきてしまいます。

電気料金が全体的に下がったからといって、全て消費者がハッピーになる
というわけではありません。

今まで電気料金が高かった人は得するかもしれませんが、逆に、得していた人の
電気料金が高くなる可能性も出てきます。

全体的に見ると、以前より適正な電気料金になるといった考えのほうが
正しいのかもしれません。

企業の目線から見ると、自由化により大きな市場がうまれ、新規参入企業にとっては
ビジネスチャンスが広がります。

社会構造の課題もあって、慎重に進めていかなければなりません。

今後人口が減少していく日本は、電気を使う電化製品の種類は増えていきますが、
国全体の電力消費はあまり伸びていかないからです。

電力自由化では、元々あまり伸びしろのないところに参入していくため、顧客の
奪い合いになってしまいます。

なので、しっかりとターゲットを絞り、どこと協力し他社とは違う魅力的な
サービスを作るかを考えていかなければなりません。

新しいサービス、今までになかった付加価値のあるサービスなどが生まれ、
それにより日本の経済が活性化され、一般家庭の人たちの生活は今よりも
豊かになっていくでしょう。

しかし、電気料金が下がったり、選択肢が増えたりするなどにだけ注目
するのではなく、裏側にある社会的な変化や新しい動きなどに注意して
行動していきましょう。

将来の電気料金は?

電気料金の明細を普段から気にして見ない方は、知らない間に電気料金が一気に
上がっていたということが出て来るかもしれません。

電気料金は、原油、天然ガス、石炭などの燃料価格と連動していて、原油価格は
シェールガス等の影響で2014年の半分ほどまで下がりました。

それに伴って電気料金も安くなっています。

もし今後、原油価格が上がってしまった場合は、電気料金も上がってしまう
可能性があります。

太陽光発電などの再生可能エネルギーが普及し、それに伴って価格が
上昇する賦課金は、今後家計を圧迫していく見込みです。

固定価格の買い取り期間が10〜20年と長く、家庭費用負担(賦課金)が
増えていきます。

こでまで、電気料金が高くならないよう国が審査し、大幅な値上がりを
規制していました。

しかし、自由化後はこのような規制がなくなり、電力会社によっては、天候や
自然災害により燃料高騰を反映して、値上げすることもあるかもしれません。

電気料金の明細書は自分でしっかり確認しよう

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