電力事情

日本企業は今後海外に進出していくのか

日本の総合エネルギー企業が海外進出していくには

日本の高い技術である総合エネルギー企業。

今後、市場規模が2倍になると期待されているため、アジア各国に進出していくべき
だと考えます。

日本は四季がハッキリしているため季節による温度変化が大きく、また国土が
南北に長いため、北海道から沖縄までの気候、気温も違いがあります。

1日の中で気温の差が大きいのが特徴です。

電力使用量に地域や時期、時間による大きな変化があります。

日本の企業はそれらに対応し、エネルギー供給システムだけではなく、
家電や断熱などの家屋素材の質のクオリティーがとても高いのです。

バランスをとっていくのに難しい技術が必要な、電力の需要、供給の差。

日本は長年に渡り培われた技術、ノウハウがたまっていて、それらをITと
結びつけることにより、今後環境とエネルギーと生活連携を最適化して
いけるのではないでしょうか。

アジアのマーケットに、日本企業のこの分野における技術を磨いていけば、
活用できると考えます。

日本のエネルギー関連市場より、新規開拓という意味では他のアジア諸国のほうが
大きな可能性があります。

なので、日本のマーケットを勝ち抜くことができた総合エネルギー企業は、
成長できるアジアのマーケットに進出していくことで、大きなシェアを獲得
できると思います。

電力需要が高まっているアジア諸国

ASWAN加盟各国は、電力の多様化を目指し、様々な取り組みを行っています。

アジアの経済市場は著しいため、産業用の電力を中心に、電力の需要が
高まっています。

再生可能エネルギーの積極的な活用を進め、太陽光発電などのエコ発電システム、
空調照明、燃料電池、生産関連設備などの分野の日本企業の技術が
注目されています。

日本国内は、人口減少、経済成長が鈍くなっていくため、電力需要のピークを
過ぎています。

「電力自由化は必要なのか」とおいう議論が起こってしまいます。

国内だけのマーケットをみれば、そのような意見が出てきてもおかしくありません。

しかし、自由化により、強力な総合エネルギー企業が生まれ、これから伸びて
いくであろう海外に進出していくことで、その国の産業成長に貢献しながら、
日本の経済にも貢献することができるのではないでしょうか。

今後、ヨーロッパの企業がアジアのマーケットに進出してくると考えます。

日本の電力自由化が、もしもう10年遅れていたら…

きっと、ヨーロッパのエネルギー企業がたくさん参入した後、日本の企業は遅れて
アジアのマーケットに乗り込んで行くことになるでしょう。

2016年に自由化され、2020年頃までに強力な総合エネルギー企業が参入してきて、
その後何年かかけアジアのマーケットに進出していくという可能性を考えてみると、
今回の電力自由化は良いタイミングなのではないでしょうか。

日本の総合エネルギー企業がアジアのマーケットで存在感を出すには、他の
日系企業である自動車メーカーや家電メーカーなども共にシェアを拡大できる
可能性があります。
どの国の総合エネルギー企業が有利になるかにより、アジアのマーケットの勢いが
変わってくると思います。

この電力自由化は、電力業界にいままでにない多様性をもたらすと共に、
一般消費者の生活環境にも変化をもたらします。

選択の自由を与えられ、生活においての責任も増えてしまいますが、今までよりも
便利で快適になるでしょう。

企業にとっては、新たに開かれた市場が、技術革新などビジネスにおいての
挑戦の場になり、いずれ日本企業の海外への進出を今まで以上に加速すると
考えます。

日本の企業がアジア各国と強力し、新子マーケットを育てていける可能性は
十分あるといっていいでしょう。

新時代の波に上手く乗るには、どう対峙し、
どうリスクを乗り越えていくか。

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