電力自由化Q&A

「電気の見える化」が可能に。2020年までに全家庭に設置されるスマートメーターってなに?

スマートメーターは、今までの電気メーターとは違い、電力をデジタル計算して、メーターの中に通信機能が内臓されているので、今までのように検査員による検診業務が簡略化されます。電機料金の多様化にも瞬時に対応可能になります。

スマートメーターは、各電力会社が設置します。設置時期は、現在使っている電気メーターの検定有効期限が満了になるころに、順次設置をしていきます。
設置にかかる費用は、特別な場合を除いて無料ですので費用はかかりません。また電力会社を変更するたびに、スマートメーターを交換する必要はありません。スマートメーターは電力会社の所有物になります。引っ越しの時もスマートメーターは、そのままで問題ありません。

スマートメーターのメリットは、電気の使用ピーク時に電力需要が差し迫っても、個別の地区や建物ごとに電力の使用を制限できるので、大きな停電の可能性も極めて低くなります。また従来は、検査員がひとつひとつ電気メーターを確認していましが、通信機能により情報が電力会社に直接行きますので、大幅な人件費の削除に繋がります。スマートメーターは30分ごとに電気の使用状況を計算できますので、従来よりも使用状況が細かく分かり効率的に節電目標を立てることができます。面倒な契約手続きもなくなり、遠隔操作が可能なので電気の接続切断が簡単にできます。デメリットは、通信業務がメインになるので、セキュリティー面をしっかりしないと情報漏洩の危険性が高まります。また全国全ての建物をスマートメーターに交換しますので、莫大な費用と時間がかかってしまいますし、従来の電気メーターよりも格段に精度が上がってるので、精密に電気料金が計算されますので電気料金が高くなってしまう可能性があります。精密がゆえに万が一にも、システムトラブルやメーター故障などの不具合が発生したときの対処が遠隔操作なども不可能になるので、とても難しい問題になります。

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